効果的に滑舌を鍛えるために必要な考え方とは?

おはようございます!

 

演技に才能はいらない!
あなたの「演技の壁」をぶち壊す
アクティングディレクターのタツミです。

 

 

今回は、最近のレッスンでよく触れている
「滑舌」についてお話ししたいと思います。

 

【みんなが理解していない滑舌の正体】

 

滑舌がいい、滑舌が悪いと表現しますが、

 

「滑舌とは何でしょうか?」

 

 

滑舌が何を表している言葉なのかを理解していれば、
きっと、「効果的な滑舌練習」だってできるはずですし、

 

「早口言葉を練習したら滑舌がよくなりますか?」
という質問を送ってくることはないと思うのです。

 

 

ちなみに滑舌のために「早口言葉」をするのは
非常にナンセンスなので、止めたほうがいいですよ。

 

理由はこの記事を読んでいただければ
きっと分かってもらえると思います。

 

さて、滑舌っていったいなんでしょう?
・滑らかな舌の動き?
・噛まずにいえること?

もっとシンプルに
わかりやすく捉えることができますよ。

 

古い先生や演出家の方で滑舌のことを
「アーティキュレーション」
と表現する人がいます。

 

そう、
滑舌とはアーティキュレーション…

 

 

つまり「発音」なのです。

 

 

【あなたは日本語の発音を知っていますか】

皆さんは中学高校で英語を習ったと思います。
今では小学生でも学校で英語が必修になっているとか。

 

では、英語の発音は習ったことありますよね?

 

Apple」と「CUT」の発音は
日本語ならアップルとカットで
同じア段の発音になりますが
どちらも違う発音をします。

※青文字のAとUの発音です。

 

習いますよね?
アとエの中間の発音とか。

 

では、日本語の発音って習ったことありますか?
おそらく、ないですよね?

 

 

発音は、
「正確な舌のポジション」+「口形」
から成ります。

 

正しく行えないと効果はないのです。

 

わかりますか?

早口言葉に効果がないという意味が。

 

 

早口をいくら練習しても、
「正確な舌のポジション」も
「正確な口形」も身につかないのです。

 

それではいつまでたっても、
「曖昧な発音」しかできません。

 

滑舌を治そうと思っている人は、
日本語の発音を理解しましょう。

 

それが、一番の近道です。