僕はこうして両親に認めてもらった、という話

おはようございます!

 

演技に才能はいらない!
あなたの「演技の壁」をぶち壊す
アクティングディレクターのタツミです。

 

先日ツイッターで
「高校生の自分に教えたいこと」
というタグが流行っていました。

 

ふと、僕も高校生のころを振り返ってみました。

 

もしかしたら、何かあなたの
役に立つかもしれないので、
今日、ちょっとお話ししたいと思います。

 

今日は僕の過去をお話ししつつ、
どうやって声優を目指すことを認めてもらえたか、
というお話をしたいと思います。

 

進路で悩んでいる人は、
参考になるかもしれません。

 

コミュ障で全然喋れなかった高校時代

今では気がつくと喋り続けてる僕ですが、
高校生のころは、コミュ障でなかなか
自分の考えを話すことができませんでした。

 

仲のいい友達と世間話はできるけれど、
アニメや漫画の話はできるけれど、
何か意見を求められる場面では、
何も言えずダンマリを決め込んでいました。

 

そんな僕ですから、
進路の話になったとき、
「声優になりたい」という夢を話すと、
先生は「お前には無理だ」と言ったのです。

 

そうか、このままじゃダメなんだと
気がついたのは高校1年の冬頃でした。

 

演劇部に所属していた僕は、
初出演する舞台の稽古で
顧問の先生にコテンパンにされていたのです。

 

あんたはロボットみたいに言うことを聞くだけ、
何も言わないし、人間じゃない。
そんな人は役者なんてできない。

 

この一言で、僕の中の何かが壊れたのです。
号泣しながら心の内を
ぶちまけたのを覚えています。

 

なんだ、ちゃんと喋れるじゃん。
初めて何考えてるか聞いたわ。

 

そうやって特に怒るでもなく、
話を聞いてくれました。

 

それから、僕は少しずつ変わっていき、
人前で何かをすることも
少しずつできるようになり
考えをしゃべることができるようになりました。

 

高校3年のとき、勝手に進路を決めた僕

 

親には高校に入る前から
「将来は声優になりたい」
言い続けていました。

 

初めはたぶん、「子供の戯言」
聞き流していたのだと思います。

 

ふーん、そうなの。

 

反対も賛成もされることもありませんでした。

 

ですが、高校に入って、
演劇部の大会があると必ず両親を呼び、
どんなことをしているか、
どれくらい本気なのかを

 

ずっと見せ続けていました。

 

学校の成績だって、部活を理由に
落とすわけにはいきません。

 

僕は入学当時学年240人中99位という、
まさに中間の学力でしたが、
せめて学年順位は上位に入ろうと決め、
計画を立てて定期テストに臨むようになり、

 

2年の時には、2度学年トップを、
それ以外でも学年で3位以内をキープするくらい
テスト勉強は徹底的に行いました。

 

成績が上がり、
進学クラスに進級したため、
周りはお受験モードの3年生。

 

担任も「この成績なら○○大学くらい狙える」
三者面談で伝えられました。

 

僕はその当時には行きたい養成所も
決まっていたので、
声優になるために上京して演技の勉強をする
伝えました。

 

担任は猛反対。

声優なんて保証もされてない職業だ、
諦めた時に就職するのだって大卒が有利、
などなど、いろいろと言われました。

 

ただ、親がその時に言った一言は、
僕にとってはとても嬉しいものでした。

 

「この子の好きにさせてやりたいと思います」

 

三者面談が終わった後も、
進路指導で呼ばれたり、
学年主任からも大学進学を勧められたりと

 

「進学クラス全員大学進学」という空気に
僕自身嫌気がさしていました。

 

夏休みに入り、養成所の体験入学があり、
そこで「入所オーディション」も
同時に受けることができたのです。

 

僕はオーディションを受け、
無事、養成所に合格。

 

夏休みの登校日には、担任に
「進路もう決まりました。」

 

と、合格通知を叩きつけてやりました。

高校を卒業してから、
僕は地元を出て、
憧れの声優を目指し、
花の都、「東京」へとやってきたのです。

 

反対されるのは当たり前

声優になりたいと伝える時、
反対されるのは当たり前なのです。

 

反対されても落ち込んだり、
悩んだりする必要はありません。

 

大切なのは、

本気であることをしっかりと示すこと。

 

ただ口で伝えれば、
「わかってもらえる」と思っているなら
大間違いです。

 

人の真意を判断するのは
「その人がどんな行動をするか」です。

 

「次から気をつけるよ」と言って、
同じことを繰り返す人を見て信じられますか?

「お前だけを愛してる」と言って
浮気ばかりする男が本気だと思いますか?

「俺が世界を救う!」と宣言したのに、
モンスターに怯えているキャラを
あなたはカッコいいと思いますか?

 

人は行動で判断します。

 

「声優になりたい」と伝え、
毎日アニメを見てるだけの人と、

筋トレしたり、発声をしたり、
トレーニングを始める人と、

どちらが本気だと思いますか?

 

声優になるのに勉強が必要だから、
「学校の勉強頑張るね」と言い、
実際にテストの順位を上げるために
勉強をする人と、

テスト週間にダラダラ寝たいたり、
ゲームで徹夜している人と、

どちらが本気だと思いますか?

 

高校時代の僕へ

毎日元気にしてると思います。
先生に向いてないから諦めろとか、
なれなかったらどうするんだとか、
いろいろ言われていると思います。

 

僕は、君が本気で声優を
目指していることを知っています。

 

たくさん本を読むようになり、
テスト勉強を頑張るようになり、
長期休みには、県立図書館へ行って、
演劇の本を読み漁っていましたね。

 

誰に何を言われても、
君が本気であることに変わりはないです。
自分を信じて、そのまま突き進んでください。

 

今、君はプロの声優として、
仕事をするようになっています。

 

君と同じような境遇の若手を
自分で指導しています。

 

楽しい毎日が待っています。

 

挫けず、めげず、諦めず、
自分のやりたいことを
とことんやれるように
日々懸命に生きてください。

 

僕は未来で待ってます。