先輩から相談されて考えさせられた日本人の洗脳状態とは?

おはようございます!

 

演技に才能はいらない、

あなたの「演技の壁」をぶち壊す

「知識」と「技術」で教える演技講師!

アクティングディレクターのタツミです。

 

 

先日業界の先輩とお話ししてきました。

 

その方は、昔は洋画の吹き替えや

ボイスオーバーの仕事をしていたのですが、

事務所から仕事ももらえなくなり、

別の事務所に移籍しました。

 

 

移籍したものの仕事は思うように取れず、

どうしたらいいのだろうかと相談されたのです。

 

一回り以上歳上の先輩です。

 

物腰の柔らかい方なので、

僕もアドバイスをさせていただきましたが、

基本的に後輩が先輩にアドバイスするというのは

あまりないことです。

 

この先輩と話してて感じたのは、

 

「優等生気質が未だに抜けない」ということ、

「オタクの壁が壊せていない」ということ、

 

その2点でした。

 

僕がよく語っている2つの問題点ですが、

この先輩は見事にここにはまり込んでいました。

 

 

まさに「日本の教育の賜物」と言えるでしょう。

 

サラリーマンとして働いていくには、

とても素晴らしい素質なのですが、

残念ながら「声優/俳優」という特殊な職業には、

この2つの素質は致命的な欠陥となります。

 

加えてこの先輩は

「完璧主義による思考の罠」にも

はまり込んでいました。

 

ことごとく、うまくいかない

マインドセットです。

 

マインドセットの重要性

 

マインドセット(考え方、価値観、捉え方)は、

何においても、まずはじめに必要なものです。

 

 

これがなければ、どんなに技術があっても、

うまくいかないのです。

 

 

逆にいえば、下手だとしても、

マインドセットがあればうまく行きますし、

やっていくうちに上手くなるのです。

 

相談に来た先輩も、実力はあります。

 

僕より歴も長く経験も多いです。

 

 

が、先輩は未だにバイトしながら、

細々と声優をやり、

正社員になろうかななどと悩んでおり、

 

僕は自分のしたいことをしながら、

バイトをしなくても声優として、

講師として、音響やディレクションをして、

生活をしています。

 

後輩でありながら、偉そうなことを言って

申し訳ないと謝りましたが、

 

「タツミくんの話が聞けて良かったし、

うまく行かない理由も見えた。

タツミくんみたいにいろんなことに気づいて、

それを的確に指摘できる人っていうのは、

生徒さんにとって、とてもいい講師だね」

 

というありがたいお言葉もいただきました。

 

この素直さは、この先輩の一番の長所だなと

僕は思ったのです。

 

いっそ、タツミくんに教えてもらうか

と言っていたので、もしかしたら、

この先輩も僕のレッスンに

来ることがあるかもしれません。

 

みんながはまり込む日本の教育の罠

 

1.優等生気質

2.オタクの壁

3.完璧主義の思考の罠

これらは、日本の教育の賜物です。

 

洗脳に近いと言ってもいいでしょう。

 

 

これらを突破することが、

まずは最初の課題と言っても

過言ではありません。

 

 

日本は世界でも類をみないほどの

「サラリーマン社会」です。

 

日本の教育は

サラリーマンを養成するために

行われていると言ってもいいでしょう。

 

ですが、それでは声優としては

うまくいかないのです。

 

 

それに気づき、そこから抜け出た人が、

「マトリックス」のキアヌリーブスのように

活躍できるようになるのです。

……少し作品が古いか(笑)

 

 

とても面白いので是非観てください。

それでは。