声優志望がプロになるために必要な「お金」の知識

おはようございます!

 

演技に才能はいらない、

あなたの「演技の壁」をぶち壊す

「知識」と「技術」で教える演技講師!

アクティングディレクターのタツミです。

 

今回は知らないと純粋に損をする

「お金」の話です。

 

 

多くの人がアルバイトや派遣社員などをして

養成所や専門学校のレッスンに通います。

 

また、多くの声優がアルバイトをしながら、

声の仕事をしています。

 

 

メルマガの読者の大半は学生でしょうが、

絶対に知らないと損をしますので、

頭の片隅に入れておいてください。

 

領収書の重要性

皆さんはレシートや領収書を

どれくらい残してありますか?

 

声優というのは、自営業ですから、

収入の申告には「確定申告」が必要です。

 

いいですか??

 

 

声優は自営業ですから、

「確定申告」が必要です。

 

 

それは、アルバイトで収入を得ていようが、

派遣社員としてお給料をもらっていようが、

声優という職に就いているなら

「確定申告」が必要なのです。

 

 

そのためには「領収書」

なくてはならないものです。

 

 

声優や俳優にかかる経費とは?

僕ら声優や俳優は、

多くの支払いが経費になります。

 

つまり「収入として申告」ではなく、

「経費として申告」できる支払いが

数多く存在します。

 

 

勤務先に「年末調整」をお願いすると、

勤務先での収入がそのまま収入として

申請されてしまいます。

 

 

わかります??

 

 

収入(アルバイト+声優として)から

経費(声優としての)を引いて、

実際の収入がわかる。

 

 

これです。

 

収入ー経費=実際の収入

 

 

ですが、年末調整をすると

勤務先の収入=申請される収入

声優としての経費=趣味のお金

ということになります。

 

 

確定申告をしないと国はそのように判断します。

 

 

あなたはプロになりたいと思っているのに、

収支計算ですでに「アマチュア」を名乗っている

そういう状態です。

 

 

僕はこれに気付いた時、

すぐさま確定申告のために手続きをしました。

 

お金の使い方を意識するようになりましたし、

プロ意識という点で確かに変わりました。

 

 

どうか、みなさんは

早いうちから意識しておいてください。

 

年末年始あたりには、

これについてセミナーも開催しようと思います。

 

まずは、学生以外の読者の方は

領収書を取っておいてください。

 

正しく申請すれば毎年お金が返ってきますし、

翌年の保険料の支払いは下がりますし、

翌年の税金も変わります。

 

 

年間で見ると十数万~数十万も変わります。

お住まいの地域によりますが、

月換算2~3万くらい変わります。

 

 

プロとして活動していくためにも、

確定申告は早いうちから行ないましょう。

 

僕は確定申告のソフトを使っているので、

難しい計算などは

全部ソフトにやってもらっています笑

 

やよいの青色申告オンライン

 

年間9000円くらいで使えます。

 

14ヶ月無料なので、

2月に登録すると無料のまま

2年分の申告が可能になります。

 

 

ちなみに、やよいの青色申告を宣伝しても

僕には一銭も入りません(笑)

 

 

初年度は無料ですから、

翌年は還付金で支払えば

ソフトは継続できます。

 

実質0円みたいなものです。

 

それで数万円~数十万変わるなら、

やるべきですよね??

 

 

領収書は取っておいてください。

レシートも取っておいてください。

支払ったものにレシートがなければ、

家計簿アプリに支出を記録しておいてください。

 

 

仕事をしていく上で大切な確定申告とは

学生さんは難しい話に聞こえるかもしれません。

 

・フリーターをしながら声優を目指している人

・会社に勤めながら声優を目指している人

・声優しながらアルバイトをしている人

には、【必須】な知識です。

 

だいたい年末や年明けくらいになると

確定申告の話題をするものなのですが、

そのときに知ってもすでに手遅れ

ということが多々あるので、

先に今話せることを話しておきます。

 

 

確定申告とは、簡単に言えば

「その人の収入を国に申告すること」です。

 

 

サラリーマンやアルバイトの収入だけの人は

会社やバイト先が申告してくれます。

これを年末調整といいます。

 

雇われて働く人は

基本的に「経費」がありません。

 

 

仕事に必要なものは

会社側が主に負担するからです。

 

 

ですが、声優や俳優は

「個人事業主」であり、

雇われて働いているわけではありません。

 

 

経費は自分で持たなければならないのです。

 

 

簡単にわかる収入の話

アルバイトの収入はとても分かりやすいです。

 

働いた時間×時給ー税金や保険=収入

 

ですよね?

 

例えば、ユニフォームが必要なら

支給されるでしょうし、

交通費も支給(もしくは給料込み)です。

 

ほとんどの方が

「手取りの給料=収入」

というわけです。

 

しかし個人事業主はそうではありません。

 

 

例えばお弁当販売をしてるとしましょう。

 

お弁当1個500円で販売し、

1個あたりの材料費(経費)が100円とします。

100個売れたら売上は50000円です。

かかった材料費が10000円なので、

収入は40000円です。

 

わかりますか?

 

収入とは「売上ー経費」なのです。

 

 

声優/俳優にとっての経費とは?

声優/俳優は、多くのものが経費になります。

 

自宅は個人事業主の事務所兼自宅にできるので、

家賃と光熱費は一部経費になります。

 

仕事でやりとりするのにインターネットや

携帯を使いますから通信費も一部経費です。

 

映画を観る、舞台を観る、本を買う。

これらも勉強のために使うので経費になります。

 

服を買うのも、髪を切るのも、エステに行くのも

外見が重要な仕事ですから経費になります。

 

ボイトレやスクールに通って

レッスンを受けるのも、

僕らにとっては必要経費です。

 

 

他にも様々ありますが、

基本的に「声優/俳優はほとんどが経費」

になると思っていてください。

 

もちろん、自炊するときの食費や

個人的な支払いについては

ただの出費です。

 

経費は、あくまでも

「仕事上必要となる支出に関するもの」です。

 

売上からこれらの「経費」を引いた金額が、

申告すべき「あなたの収入」になります。

 

 

兼業の場合の収入は合算して報告する

多くの人がアルバイトや派遣社員として

別に仕事をしながら声優の仕事をしています。

 

例えば、アルバイトの年収200万

声優としての売上100万。

合計300万あるとします。

 

兼業の場合は、ここから経費精算できます。

 

つまり、声優としての経費が

150万だった場合、

300万ー150万=150万の収入として

確定申告できるのです。

 

 

税金や保険料は

収入に対してかかる費用なので、

正しく申告すれば、

出て行くお金を減らすことができます。

 

 

簡単に差額を見てみる

300万をアルバイトなどで

雇用されて得る場合と、

声優とアルバイトとで

合わせた収入となる場合の比較をします。

 

雇用されて年収300万の場合、

税金が約20万、健康保険料が20万

源泉で取られる金額が約10万

毎年約50万は税金や保険料でかかります。

※比較のため国保加入として計算しています。

 

 

これが兼業の場合、

先ほどの例で言えば、

アルバイト200万+声優100万で

300万から経費を精算すると

合算で収入が150万です。

 

そうなると、

税金が約9万、健康保険料が約10万。

毎年20万弱のお金がかかることになります。

 

しかも確定申告をすると、源泉徴収から

還付金が返ってくる場合があります。

 

 

確定申告するかしないかで、

30万の差が生まれる計算になりますね。

 

 

確定申告するだけで、

30万のお金が浮くわけですから、

相当な差になりますよね?

 

 

確定申告しないと、税金やその他の支払いで

「1.5ヶ月タダ働きになる」

というのが事実なのです。

 

 

だから、確定申告はした方がいい、

と僕はいうのです。

 

「よくわからないからいいや」

そう思って放置している人が、

一番損をしているのです。

 

確定申告するために今すぐできること

家賃の振込、携帯の支払い、光熱費、

交際費、衣服代、交通費……

とりあえず、もらえる領収書は

全部もらってください。

 

レシートでも大丈夫です。

最近のレシートは「領収書」と

記載のあるものも多いので、

そのまま使用することができます。

 

それがあれば、最終的に確定申告をするときに、

経費になるもの、ならないものを

改めて選別できます。

 

 

学生にとっては難しい話かもしれませんが、

フリーターをしながら声優を目指す人には、

絶対に知っておかないと損をする話です。

 

改めて、年末年始に、

確定申告セミナーを開催するので、

聞きたい人は是非参加してください。

 

 

まずは、領収書やレシートは捨てない。

これが基本です。

 

 

経費の証明になるものがないと、

申告できませんので、ご注意ください。

 

だから、今の時期からでも遅くないので、

領収書は取っておくべきなのです。