専門学校の声優コース…何を基準に選ぶといいの?

はようございます、タツミです。

 

 

声優を目指すにあたっての不安、
進路相談、演技や発声についてなど、
答えられる限りお答えしていきます。

 

回の質問はこちらです。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーー
私は、以前から思っている通りアニメのアフレコをしたくて
声優を目指すと言うよりかは、ラジオパーソナリティーや
歌の方面で活躍したいと思っています。

勿論、アフレコも出来れば、それは嬉しいのですが。

 

さて、ここから本題になります。

 

最近の専門学校では、
アニソン声優コースや声優タレントコース、
ラジオパーソナリティーだけのコースなど
分野別で別れている学校が多いと思います。

 

私のようにラジオを中心にやりたいと思っていたら、
最初からラジオだけのコースを選ぶ方が良いのでしょうか。
それとも、声優タレントコースで幅広くやった方が
職にできる可能性が高いでしょうか。

 

ご回答下さることを御願い致します。
ーーーーーーーーーーーーーーーー

 

という、ご質問です。
ありがとうございます。

 

率直にお答えいたしますと、
「どのコースに通っても変わりはない」
個人的には考えています。

 

僕はどちらかといえば
「たくさんのことを同時に学ぶことはあまりメリットではない」
と思っているタイプです。

 

これは、僕自身が学びに対して不器用だからということでもあります。

 

同時にいくつも学んでも、
「仕事として使えるレベルまで身につける」
ことができるタイプではないのです。

 

個人的な話は置いておいて、質問の回答をしますね。

 

 

門学校の声優学科内のコースが増えているのは、
声優という職業が多様化してきているからです。

 

つまり、声優という「声の演技をする俳優」以外の
仕事が増えているということです。

 

アニソン声優コースから見れば、
最近は歌を歌う声優が増えました。
主題歌を担当したり、キャラソンを歌ったり、
個人的にアーティスト活動をする人も多いです。

 

そういった業界のニーズに応えるための
専門学校の多様化です。

 

 

歌だけでなく、グラビア、顔出しでのテレビ出演も多く、
アーティストだけでなく、タレント化もしています。

 

ラジオ番組を持っている人も増えましたし、
アニメ番組を冠にしたラジオ番組も多く存在します。

 

そういった業界において、
「たくさんのことを学べた方がいい」と
思っている人も多くいることは事実です。

 

ですが、僕と同じように「不器用」なタイプの人も多いと思います。
ではそんな人が、「ラジオ、演技、ダンス、歌」など、

 

たくさんのことを同時に学んで、
全てを物にできると思いますか?

 

もちろん、歌は歌えた方が仕事につながりやすいですし、
ラジオをやりたいなら、フリートークなど
喋りがうまくないとできないかもしれません。

 

アイドル声優になるならダンスもできた方がいいでしょう。

 

できれば仕事につながることはたくさんあります。
ただ質問にあるように

「幅広くやった方が職につながる」ということでもありません。

 

僕もラジオに出演しますが、

もともとラジオのしゃべりを勉強したことはありません。

 

しゃべりの技術を身につけたのは、声優になってからです。

 

勉強したから「仕事がもらえる」わけではありません。

 

僕の経験則から言うと

「あなたが自信のある分野から仕事につながる」のです。

 

歌に自信のある人は、歌の仕事がくるようになりますし、
しゃべりに自信のある人はラジオや
フリートークの試される仕事がくるようになります。

 

自分に何ができるかわからない、でも、声優になりたいし、
いろんな仕事にチャレンジしてみたい!

 

そういうタイプなら、いろんな勉強ができるコースを選ぶと良いでしょう。
その中で、「これが武器になる!」と
自信の持てるものを身につけてください。

 

そして、どのコースに通うことにしたとしても
声優という職業で一番大切なのは「演技」です。

 

声優は「声のみで演じる俳優」という基本を忘れてはいけません。
あくまで声優になりたいのであれば、
軸は「演技」に置いておきましょう。

 

いかがでしょうか?
あなたも同じように悩んでるなら、
少しは参考になりましたでしょうか?