演技しようとすると声がおかしくなってしまいます…

はようございます、タツミです。

 

今回の質問はこちらです。
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私は演技しようとすると、
声がおかしくなってしまいます。

 

わざとの時もあるのですが、普段の声で演技ができず、
声が変わるだけでなく本当に変な声になるんです。
どうしたらいいですかね?
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という、ルーナさんからの質問です。
ありがとうございます。

 

演技をすると声が「おかしくなる」というのは、
経験の浅い人にはよくあることです。

 

演技のスイッチが入ると「演技声になる」ことは、
決して悪いことではありません。
※わかりやすく伝えるために演技声と表記します。

 

が、その演技声がコントロールできないのであれば問題です。

 

このような事態が起こる原因は「発声訓練の不足」です。

 

一つは「地声の訓練」が足りず、演技声との落差が激しく、
「演技声の訓練」が足りず、コントロールすることが
できていないので、おかしく聞こえるのです。

 

「演技をする」と意識すると声が変わるのは
良いことでもありますし、悪いことでもあります。

 

観客を意識し、聴きやすい耳障りの良い声を出すことは、
声優に限らず俳優もやります。

 

が、「声を作る」のであればそれは間違いです。
※キャラに合わせて音色を変えるのとは違います。

 

演技声がすべて悪いわけでも、
すべて良いわけでもありません。

 

それはケースバイケースで変わります。

 

地声が使えた方がいいこともありますし、
作った声に近いものを求められることもあります。

 

それを表現として成立させるためには、
基礎の発声訓練が不可欠です。

 

発声訓練は、ただ大きな声を出せるようにするものではありませんし、
ただ高い声や低い声が出せるようにするものでもありません。

 

自分の意思で自分の出したい音を
コントロールするために必要なものなのです。

 

発声は世界中でいろんな方法論があり、
ボイストレーナーによっても、教え方はマチマチです。

 

個人でやることはもちろん必要ですが、
一番は専門家にきちんと見てもらうことです。

 

無料の体験レッスンを提供しているスクールなどもあるので、
一度調べていると良いのではないでしょうか。