器用貧乏な人ほど伸び悩む一番の理由とは?

はようございます、タツミです。

 

演技が中途半端にうまい人は、本当に注意が必要です。
器用な人ほど、それが顕著なのです。

 

それは、「できているつもりになってしまう」ということです。

 

普通の人が100回やってようやくできるようになることが、
さらっと1回でできてしまうのです。

 

器用であるがための弊害

器用であるがために、
回数を重ねなくてもできてしまうというのは
器用貧乏タイプによくあることです。

 

だから「伸びない」のです。

 

何かの技術を身につけたり、
自分の能力としてしっかりとしたものにするためには、
回数を重ねるということがとても重要なのです。

 

ですが、数回でできてしまう器用貧乏な人は
その数回で「もう自分にはこの技術が身についている」と
勘違いしてしまうのです。

 

それは「できている」と本人が思っている状態、
「傲慢」になっている証拠なのです。

 

傲慢さの罠

全力で100回やって「できるようになった人」と
さらっと1回で「できてしまった人」には
天と地ほどの差がうまれています。

 

トレーニングにおいて重要なことは、
「何度も何度もそれを繰り返し訓練すること」です。

 

一流のスポーツ選手を見ていると
本当にこれを実践していることがわかります。

 

ですが「自分はもうそれができる」という傲慢な考えがある人は、
繰り返し訓練することをやめてしまうのです。

 

その一つの原因が「傲慢さ」です。

 

器用な人、中途半端に演技がうまい人は、
この点について本当に気をつけてください。

 

この「傲慢さ」は別の形で現れることもあります。

 

傲慢さの別の形

繰り返しのトレーニングをしない理由として
「飽きてしまう」ということがあります。

 

これもまた、傲慢さの一つの現れと言えます。

 

「飽きる」ということは
そのトレーニングに関して何も課題を持たない状態です。

 

課題や目標、目的がなければ、
それは本当にただの「繰り返し」でしかありません。

 

人の脳はそういう単純作業、機械的作業に関しては、
長く続けられるようにはなっていません。

 

何のためのトレーニングなのか、
それがなぜ自分に必要なのかをわかっていないと、
「飽きる」という傲慢さの別の側面が現れます。

 

イチローが毎日同じメニューを行うのは、
自分が常にいいコンディションを保つという目的があります。

 

いいコンディションを保つことで、
試合でいい結果を残すことができると知っているからです。

 

もしイチローが「同じメニューに飽きた」と感じたとしたら
「いいコンディションを保つ努力をしなくなる」ということです。

 

それはつまり、「今までの努力や結果があるから、
今後もきっとその状態が続くであろう」という
傲慢さになります。

 

イチローはそんなことはないので、
日本からメジャーへ行き、大きな記録を打ち立て、
今なおアメリカでプレイし続けているのです。

 

器用貧乏な人ほど、この罠にはまります。

 

解決方法は
・自分は本当にそれが100%できると言い切れるだろうか
・自分の思う100%の状態よりも上のレベルに引き上げることはできるだろうか

と自分に問いかけることです。

 

是非、試してみてください。