おはようございます、タツミです。
声優志望の多くの方が、
プロの声優になりたいと思っているはずなのですが、
肝心なことを忘れているように思うのです。
「専門学校を通う」「養成所に通う」
そうすれば、「プロの声優になれる」
そう思っている人が多いように思います。
ですが、厳しいことをいうと
「それでプロになれるのはごくわずか」
なのです。
学校や養成所に通うのは準備期間
養成所や専門学校に通うのは
プロのスタートラインではありません。
そこはまだ「準備期間」なのです。
多くの志望者が、
「専門学校に通えばプロになれる」
「養成所に入れば事務所に入れてもらえる」
そういう考えで通っているように思います。
ですが、実際はそうではありません。
「養成所や専門学校から直接所属になるのは
生徒全体のうちの数%でしかない」
これが一つの事実です。
養成所や専門学校に通うというのは、
プロになるための第一歩を踏み出したにすぎず、
「プロとしての一歩」を踏み出したわけではないのです。
本当のスタートライン
プロとしてのスタートラインは
「事務所に所属すること」から始まります。
何度も言っていますが、
「養成所や専門学校に通う」だけでは
事務所に所属することは困難です。
毎年一つの養成所に40人から
多いところでは100人近くが入所します。
そのうち事務所に所属できるのは数人です。
ただ養成所や専門学校のレッスンを受け
課題をこなしているだけで
その数%に入るのはとても難しいことがわかるでしょう。
課題をこなすのは当たり前
養成所、または専門学校に入り、
レッスンを受け、たくさんの課題をもらうでしょう。
その課題をこなしていくのは
「当たり前」のことです。
ですが、多くの志望者は
その当たり前のことすら「やらない」人がいます。
僕が見ているとどうしても
養成所に入れたから、専門学校に入れたから
「プロになれて当たり前」と思っているように感じるのです。
養成所や専門学校は
プロになるためのスタートラインであって、
プロとしてのスタートラインではありません。
それを肝に銘じて欲しいと思います。
プロになるために必要なこと
養成所や専門学校の課題をこなしていて
プロになる人はごく僅かです。
その人は「才能」や「センス」があり
人より優れていると見て取れるものがあるのでしょう。
ですが、多くの人に
「才能やセンス」はありません。
当たり前のことを当たり前にやって
それでプロになれるのであれば
数%の「才能ある人」なのです。
そうでない人たちは少なくとも
「当たり前以上」に何かをするべきでしょう。
どうしたらよいのでしょうか?
それについてはまた次回お話しましょう。
養成所や専門学校は
プロのスタートラインではありません。
事務所に所属してからが
本当のスタートラインです。
プロの声優になりたいと思っているのであれば、
これを肝に銘じておいてください。