プロというのは、○○と××が揃って初めてなれるものなのだ

はようございます、タツミです。

 

プロの声優になりたい、

プロの俳優になりたい、

そんなあなたがこのブログを

読んでくださっているのだと思います。

 

では「プロ」というのは、

どうなったらプロなんでしょうか?

 

今回はそんなお話を。

 

どうなったらプロの声優なの?

これには、いろいろな意見があると思うのですが、

僕にとってみたら

「ギャラをもらって仕事するならプロ」

と思っています。

 

事務所に所属しても、

仕事がないまま諦めていく人もいます。

 

「プロとしての仕事」ができなかった、

ということです。

 

 

なので、僕は「ギャラをもらってお仕事をしたらプロ」

という基準でお話しをすることが多いです。

 

事務所に入る、または仕事がもらえる状況に身を置く、

というのは、プロの前提条件とでも言うのでしょうか。

 

そして、その前提条件の上で、

次の要素を持ち合わせているかどうかが、

継続的に仕事をしていくことができるか

という点に大きく関わってきます。

 

プロとして活動するために必要な2つの要素

今日の本題はこちらです。

 

僕はいつも、2つの要素を分けてお話ししています。

1.表現的要素

2.演技的要素

 

この2つの要素が、プロとして活動するために、

また、活動し続けていくために必要になってきます。

 

他にも様々な要素があると思いますが、

誰もが身につけることのできる、

絶対に必要な要素としてこの2つをあげています。

 

表現的要素について

これは、一般的には「技術」と言われる部分です。

・セリフの技術

・感情表現の技術

・ナレーションの技術

などなど、表現に関するあらゆる技術があります。

 

多くの養成所や、専門学校でも、

声優のレッスンではこの「表現的要素」を

取り上げてレッスンを行うところが多いです。

 

これをレッスンで取り上げるのには、

様々な理由があります。

1.実践的で指摘しやすい

2.変化を確認しやすい

3.演技者が違いを体感しやすい

などなど、です。

 

他にも多くの理由があるかもしれません。

 

表現というのは「表に現す」と書きます。

それはとても、わかりやすい変化を見せてくれるのです。

 

例えば、

「そこの音はもう少し強く

「もっと小さな声で」

高い音使える?」

「もっと早口で!」

このような種類のダメ出しは、

表現的要素について指摘されているのです。

 

とても、わかりやすいですし、

表現者も対応しやすいのが特徴です。

 

これが表現的要素です。

 

演技的要素について

声優は「俳優の仕事」の一部である、

と僕はいつもお伝えしているのですが、

俳優の仕事である以上「演技」は

欠かせない要素です。

 

これについては、

養成所や専門学校によって、

扱う扱わないが分かれてきます。

 

「演劇」のカリキュラムがあるところは、

この手のレッスンを受けることができますが、

 

個人的に話を聞いていくと、

演技的要素を鍛えるためのレッスンは

少ない傾向にあります。

 

演技的要素には、

・いかに台本を読み取るか

・状況をきちんと把握できるか

・キャラクターの心情、考えを理解できるか

・相手に言葉をかけられるか

などなど、があります。

 

これをレッスンで扱うことは、

実は非常に骨の折れることなのです。

 

多くの場合、この指導をするために

いろいろ考えさせることや、

調べさせることが大切なのですが、

「時間がかかる上に、変化を実感しにくい」

という欠点があります。

 

なので、多くの人は

この指導を含めて「表現的要素」の

ダメ出しをします。

 

そこに一つの「罠」があるのです。

 

演技的要素のダメ出しに表現的要素を使う場合、

より所となる、「理由付け」ができない人が多い。

 

そうなると、

「型にハマった表現」

「パターン化された表現」

という状態になります。

 

つまり、「みんな同じような表現をする」ということです。

 

パターン化された表現

最近よく耳にする言葉に

「みんな似たような演技をする」

というのがあります。

 

セリフの言い回し、感情表現のパターン、

声の作り方、キャラの演じ分けなどなど、

表現に偏ったダメ出しになると、

こういった弊害が起こりやすいのです。

 

「セリフは綺麗なんだけど

そのセリフに中身を感じないよね」

といわれたことがあるならば、

表現に偏りすぎている証拠です。

 

 

どちらも目的地は同じ

表現的要素も、演技的要素も、

実際に「目的地」は一緒なのです。

 

台本に書かれていることを

観客に伝えるために役を演じるのです。

 

そのために表現的アプローチも、

演技的アプローチも必要になります。

 

ただ、これがどちらかに偏ってしまうと、

声優としてプロになるというのは、

難しいことになります。

 

表現的要素も、演技的要素も

両方揃って初めて「プロ」と呼べるのです。

 

偏ったレッスン

養成所や専門学校でも、

この2つの要素のどちらかに偏ることが多いです。

 

特に「表現的要素」に偏る傾向があります。

 

それは、レッスンを受けている

生徒の考え方が偏っていることもありますし、

指導者側のレッスンのしやすさという点でも

偏ることが多いです。

 

今、自分がどちらに偏っているか、

またきちんとバランスが取れているか、

振り返って考えてみてください。

 

 

あとがき

 

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