演技が嘘くさくなってしまい、役に入り込めません…

おはようございます!

 

演技に才能はいらない!
あなたの「演技の壁」をぶち壊す
アクティングディレクターのタツミです。

 

今日は皆さんからいただいた
「質問」に関してお答えしていく、
タツミの一問一答をお届けいたします。

 

専用フォームからご質問いただいたものか、
過去個別で質問に回答したもののうち、
皆さんで共有したほうがよいものを
ピックアップして配信しています。

 

【質問フォームはこちら】

 

今回の質問はこちらです。

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こんばんは。
久しぶりに質問を送らせていただきました。

 

私はサークルで放送系のサークルに入っています。

 

活動の中でラジオドラマをやることがあるのですが、
感情の起伏が激しい役がなかなか上手く演じられなくて
悩んでいます。

 

激しく怒鳴るシーンや泣くシーンがあり、
いざやってみると演技がくさくなってしまい、
役に上手く入り込めません。

 

演技は少しオーバーなぐらいがいいと
聞きますがどうしたらいいのでしょうか?

 

また、キャラクターを演じる上で
どうやったら入り込んで演じることが出来るでしょうか?

 

その演じている状況を想像するといっても
どこまで想像していいかの限度などが分かりません。

 

長くなってしまい、すみません。
何卒よろしくお願いします。

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という、真雪さんからの質問です。
ありがとうございます。

 

演技くさくなってしまう

私はサークルで放送系のサークルに入っています。

活動の中でラジオドラマをやることがあるのですが、
感情の起伏が激しい役がなかなか上手く演じられなくて悩んでいます。

激しく怒鳴るシーンや泣くシーンがあり、
いざやってみると演技がくさくなってしまい、役に上手く入り込めません。

 

まずは、演技がくさくなる
ということに話していきましょう。

 

演じる上で僕が大切にしていることは、
その感情を「作る」ことではなく、
その感情が「湧き上がる」状態にすることです。

 

これがおそらく
訓練が必要な部分にはなるのですが、
「感情を作ろう」とする限り、
「演技くささ」はなくなりません。

 

感情の起伏に惑わされて
「感情を表現すること」に
終始してしまうと、

うまくいかないと思います。

 

そのキャラクターは
なぜその感情になるのかを理解し、
自分の中できちんと
感情が流れるようにしましょう。

 

日常で「感情を表現しよう」として
生活する人はいません。

 

だからこそ
「感情表現しよう」と躍起になると

嘘くさい⇒芝居くさい

と言われてしまうのです。

 

僕がレッスンをすると
「嘘はつかないで」と
徹底的に指摘されます。

 

嘘をつくことと芝居をすることは
決して一緒にしてはいけないのです。

 

演技はオーバーに??って本当?

演技は少しオーバーなぐらいがいいと聞きますがどうしたらいいのでしょうか?

 

どういう意図で言われた言葉なのか
定かではないので言及しづらいのですが、

「演技がオーバー」というと
少し御幣があると思います。

 

オーバーであるということは
「基準よりも大きい」ということです。

 

では、その「基準」とはどこなのでしょう?

 

その基準がわからなければ、
「オーバー」なのかどうかも判断できません。

 

なので「オーバーなくらいがいい」と
言っている人が何を基準にして
その発言をしているのかによって、
捉え方は大きく変わります。

 

僕は「オーバー」にすると、
大げさで演技くさくなるだけなので、
必要ないと判断するタイプです。

 

いいですか?大切なことなのですが、
作品によって表現の仕方は変わります。

 

その作品の基準にあったものを
出せればいいので、
「オーバーな演技」という
画一的なものがあると思っていてはいけません。

 

ある作品では
その演技の仕方は
「オーバー」かもしれないけれど、

 

別の作品では
それでは「足りない」
という可能性があるのです。

 

「普段の自分基準」という意味で
オーバーと捉えろというのであれば、
その指導者の言うことは
あまりアテにならないかもしれません。

 

役に入り込むということ

また、キャラクターを演じる上でどうやったら
入り込んで演じることが出来るでしょうか?

その演じている状況を想像するといっても
どこまで想像していいかの限度などが分かりません。

役に入り込むことに「限度」はありません。

その人が演じられるのに
必要なだけ考え、
想像することになります。

 

何をどこまでやればいいかは、
本当に人によります。
一度徹底的に考えてみるといいです。

 

そして、その上で細かな指摘ができる人に
台本分析や人物理解について
指摘してもらって、

自分の足りていないところを
洗い出すことをしてみると良いかもしれません。

 

僕もレッスンで生徒に行いますが、
多くの場合

 

「演じられないのは思考が浅い」

 

というところに行き着いています。

 

深く掘り下げて考えるということができず、
深く掘り下げているつもりが、
まったく別のことを
考えているなんてこともあります。

 

僕の感覚では1段目2段目あたりまでは
大体みんな掘り下げていますが、
3段目4段目に進もうとすると、
別のところの1段目2段目を考えていたりします。

 

思考の癖なので本人はなかなか気づきませんが。

 

きちんと一点を掘り下げて、
掘り下げてわかったことを
他のところと結びつけて考える。

 

台本分析で必要なことはこれです。

 

演じるときには、
その客観的事実を主観的真実へと
変換する必要があります。

 

どれだけ想像して、考えても、
主観的に捉えなおすことが苦手だと、
演技はうまくいきません。

 

演じる際の参考になれば…。

 

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