「演技に気持ちが乗らない」人必見!見過ごされる演技の段階とは?

おはようございます!

 

演技に才能はいらない、

あなたの「演技の壁」をぶち壊す

知識と技術で教える演技講師!

アクティングディレクターのタツミです。

 

リアルな芝居、ナチュラルな芝居、

そういうものを最初から求められてきた人は

「演技に気持ちが乗らない」ということが

起こりやすいです。

 

 

あなたは、そんなリアル”風”で

伝わらない演技で満足しますか??

 

 

まず、みなさんが参考にするであろう

「アニメ」「映画」「ドラマ」などなどの

作品で演技している俳優や声優は、

どれほどの演技をして、

あの状態になるのでしょう。

 

 

 

放送されている演技は”劣化版”

放送されたものを”真似する”のは、

とてもいいトレーニングになります。

 

それはある種の「型」を身につけることに

繋がります。

 

 

それはあくまでも「型=フォーム」なのです。

 

 

格闘技でも、スポーツでもそうですが、

基本となる型やフォームがありますよね。

 

 

それを身につけることはとても重要です。

 

 

ですが、それをどれくらいのエネルギーで

やるのかは、真似できないのです。

 

 

野球なら基本の型となるフォームで投げても、

球速やコントロール、球の重さには

腕力や柔軟性など他の要素が関わってきます。

 

 

演技でも同じです。

 

 

型を見につけたら、その型の中で

どれほどの「中身」を使うことができるか、

なのです。

 

声の出し方を真似る、セリフの抑揚を真似る、

それは、型を身につけるトレーニングです。

 

 

ですが、中身がなければ意味がありません。

 

 

真似をしていても「中身」は身につきません。

 

 

それは「放送されている作品」は編集されており

中身の大部分が編集で少なくなるからです。

 

いいですか?

 

放送されている作品での演技は、

あなたが思っている以上に

「編集され小さくなっている」のです。

 

 

本人が現場で演じているものよりも、

劣化したものが放送されています。

※生の舞台を映像化すると印象が変わるのと

同じことです。

 

 

それを真似して「完成」と思っているなら

大きな間違いです。

 

 

それは「劣化の劣化」です。

 

 

テレビでナチュラルに演じているものでも、

現場だと、結構いろいらなことをしています。

 

 

カメラに収まって編集される過程で、

ナチュラルでないものが

削ぎ落とされていくのです。

 

 

声優も同じです。

 

 

ナレーションやセリフも、

「マイクに乗らない様々なエネルギー」

「編集上、小さくされ劣化してしまうもの」

が、たくさんあります。

 

 

放送されているものを真似しても、

「劣化の劣化コピー」なのです。

 

 

演技にも段階がある

多くの人が演技の段階を見過ごしています。

 

演技にも様々な流派があります。

 

特に日本では海外と違い、

確立されたものがほとんどありません。

 

 

だから、指導者によって言うことは

バラバラですし、感覚的なことを

感覚的な言葉で伝える人が多いのです。

 

 

僕が考える「演技の段階」を

簡単に示しておきます。

 

1.ちゃんと気持ちを感じること

2.気持ちを感じたままに出すこと

3.気持ちに乗せて演技すること

4.気持ちを秘めて演技すること

 

 

演技することというのは、

ここでは「セリフ」や「動作」を指しています。

 

 

「演技に気持ちが乗らない」という人は、

考え方を変えましょう。

 

 

「気持ちに乗せて演技する」のです。

 

 

気持ちが先、演技はあとです。

 

そのためには、まずきちんと感じられるように。

そのあと、それを出せるように。

それから気持ちに乗せて演技をし、

気持ちを秘めて演技できるようになるのです。

 

 

4番目の段階が、いわゆる「ナチュラルな」

「リアルな」演技と呼ばれるものです。

 

 

自分自身の内側に確かに感じるものがあるなら、

それを素直に出せるようにするのが2番目です。

 

 

そして、それに乗せて演技をしていきましょう!