声優志望のよくある質問!声優養成所と声優専門学校の大きな違いとは?

[char no=”1″ char=”タツミ”]おはようございます!演技に才能はいらない!
知識と技術で教える演技講師タツミです。[/char] [char no=”2″ char=”困った人”]・養成所と専門学校の違いって?
・養成所と専門学校どっちに行ったらいいの?
・どっちのが声優になりやすい?[/char]

という声優志望者のお悩みを解決する記事になっています。

 

実は、多くの声優志望者の方、特に中高生の声優志望の方から、こういう質問をよく受けているのです。

 

なぜなら、養成所や専門学校について、実際のところ「どんな違いがあるのかを知らない」という人が多く、それをわかりやすく教えてくる人も、なかなかいないのが現状です。

 

この記事では、養成所と専門学校の違いについて、わかりやすく解説していきます。

 

読み終えるころには、あなたがどちらに進むべきか、どんな進路を選ぶべきかがわかるようになっています。

 

声優になるための大きな2つの進路

声優になりたいと思ったとき、多くの人が思う進路といえば

  1. 声優養成所で学ぶ
  2. 声優専門学校で学ぶ

という2種類の進路を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか?

声優養成所

有名な声優養成所というとどういうところが思い浮かぶでしょうか?

  • 日ナレ(日本ナレーション演技研究所)
  • 青二塾(青二プロダクション付属養成所)
  • 81 ACTOR’S STUDIO(81プロデュース付属養成所)
  • 俳協ボイス(東京俳優生活協同組合養成機関)
  • マウスプロモーション附属俳優養成所

などなど、大手事務所には多くの場合養成所があり、そこから所属者を選出するのが通常の流れとなっています。

声優専門学校

有名な声優専門学校といえばどんな学校が浮かぶでしょうか?

  • 代々木アニメーション学院
  • アミューズメントメディア総合学院
  • 日本工学院
  • 東京アナウンス学院
  • 総合学園ヒューマンアカデミー
  • 映像テクノアカデミア

などなど、有名声優を排出していたり、在学中に作品に出演できるチャンスを用意している専門学校も多いです。

 

では、それぞれがどんな特徴があるのか見ていきましょう。

声優養成所ってどんなところ?

声優養成所は、声優を目指している一般人に声優になるための知識や演技力などを教授し、養成する機関である。

学校法人とは違い、声優のマネージメントを主とする芸能事務所が独自で経営している場合が多いが、一部の養成所では声優事務所(声優プロダクション)の付属の養成所としてではなく、養成学校のような形式で、単に養成だけを目的(スクールビジネス)としている所もある。青二プロダクションやアーツビジョン、IAMエージェンシーなどの声優事務所から、声優個人が経営する事務所まで多くが傘下に養成所を持っており、養成所に通う受講生からの受講費(入所金やレッスン料など)が声優事務所・声優養成所の大きな収入源となっている。

ーwikipediaより引用ー

 

Wikipediaより引用しましたが、ここにほとんどの情報が詰まっています。

「声優を目指している一般人に声優になるための知識や演技力などを教授し、養成する機関」

 

ですが、この通りだと思って養成所に通うのであれば、あなたは「事務所」や「プロダクション」に所属することはないでしょう。

 

通っている養成所が「養成だけを目的としている養成所」なのか、「プロダクション付属」なのか。

それによって、大きく変わってきます。

 

養成だけを目的としている養成所

養成だけを目的としている養成所というのは、うちのアクトワンのレッスンのようなものです。

演技のための予備校という呼び方の方が馴染みやすいかもしれません。

今後プロダクションとして運営していくので、いずれは「付属養成所」と近しい位置付けにはなると思います。

 

そういった養成所では、演技を学ぶ場として通うことはアリでしょう。

 

なぜなら「演技を教えてくれる」ということを一番の目的として運営されているからです。

 

 

ですが、付属養成所の場合にはそうではありません。

「演技を教えてもらおう」という意識で通っていては、時間とお金を無駄にすることになるかもしれません。

 

プロダクション付属の養成所の場合

声優事務所やプロダクションに付属している養成所の場合、実際のところ「演技を教えている」のではありません。

それが付属養成所の一番の目的ではありません。

 

付属養成所の一番の目的は「プロダクションに所属させて仕事ができる人を探す」ということです。

つまり、「演技を学ぼう」と思っている人は、そもそも「所属」という土俵に上がることすら難しいということです。

 

なぜ養成所に通いたいと思うのでしょうか?

 

  • 演技を学びたいからですか?
  • それとも声優として事務所に所属したいからですか?

 

それによって、選ぶ養成所も変わってきます。

 

演技を学びたいというのであれば、うちのような、予備校みたいな養成所に通う方がよいのです。

しかし、事務所に所属したいというのであれば、「学ぶ気持ち」で通ってはいけません。

 

所属するつもりでいるのであれば「毎回のレッスンをオーディションだと思って受ける」ことが大切です。

学ぶつもりで通う人と、所属するつもりで毎回オーディションのつもりで通う人とでは、明らかに結果が違ってくるでしょう。

 

付属養成所に通っていて、所属したいと思っているのであれば、まず今どんな意識で通っているかを見つめ直してください。

付属養成所の場合、卒業時に関連事務所の所属オーディションがありますが、関連事務所以外への進路は基本的にありません。

 

日ナレに通った場合、所属オーディションの結果でアーツビジョンやアイムに所属する可能性はあっても、81やシグマセブンなどに他事務所に所属することはないということです。

 

自分の所属したいプロダクションや事務所が決まっているのであれば、付属養成所に通うということは一つの選択となるでしょう。

 

声優専門学校ってどんなところ?

声優専門学校は「全日制の学校法人」として経営されているところが多いです。

学校法人であれば、卒業したときの最終学歴は専門学校卒となります。

※学校法人でない専門学校もあります。

 

月曜日から金曜日まで、決まったカリキュラムで運営されているところが多いです。

普通の学校のように時間割が決まっているのです。

 

大手専門学校であれば、アテレコ現場体験や、学内オーディションなどが開催されているところもあります。

 

専門学校の場合、特定のプロダクションはなく、卒業時に提携プロダクションの所属オーディションを行う学校がほとんどです。

 

「演技を勉強したい」という方は、付属養成所で学ぶより専門学校で学ぶ方が、卒業後の選択肢が多くなります。

また「所属したい特定のプロダクションがない」という方も専門学校の方が、選択の自由があるでしょう。

 

専門学校によっては、週1回のコースや夜間コース、週末コースなど、社会人でも通いやすいクラスを運営している学校もあります。

 

養成所と違って、入所オーディションなどはなく、志願すれば入学できる学校がほとんどです。

また、演技以外にも、歌やダンスなど別のレッスンがカリキュラムに含まれているところもあります。

 

養成所や専門学校を卒業したら?

養成所や専門学校を卒業したらどうなるのでしょうか?

それぞれ見ていきましょう。

 

養成所を卒業した場合

「演技を学ぶ」ことを目的とした養成所では、卒業という考えはないかもしれません。

 

プロダクション付属の養成所の場合には、所属になるか、卒業して退所するかの二択です。

多くの付属養成所では、年末から年度末にかけて「所属オーディション」を行います。

 

そこで、マネージャー陣やプロダクションの経営陣に認めてもらった場合、所属となるというのが通例です。

 

所属できない場合にはそのまま退所になり、特にその先の進路を斡旋してくれることや、次の道を示してくれることはありません。

卒業となったら、次どこの事務所に入りたいかを自分で考え、別の養成所に通い直したり、事務所に直接営業をかけたりすることになります。

 

専門学校を卒業した場合

専門学校の場合、卒業時に提携プロダクションの入所オーディションを受験することになります。

数十社にも及ぶ提携プロダクションのオーディションを受けて合格したところに、所属、準所属、預かり所属、または養成所入所となります。

 

専門学校を卒業して、オーディションの結果プロダクションに所属できる学校もあれば、養成所入所しかできない専門学校もあります。

声優としてマネジメント対象だけれども、養成所でレッスンを受けることが必須という場合もあります。

 

それぞれの学校が、どこのプロダクションと提携を結んでいるかは、各学校の案内をご覧いただくか、卒業生の進路を確認することで把握することができます。

 

まとめ

最後に養成所と専門学校の違いについてお伝えします。

 

付属養成所では、関連プロダクションしか所属することはできません。

ですが、専門学校では、学校が提携している様々なプロダクションに所属できる可能性があります。

 

付属養成所では、毎回オーディションのつもりでレッスンを受ける必要があります。

ですが、専門学校では純粋に学ぶ場として活用することができます。

 

付属養成所は、多くの場合週1〜3日とレッスン回数が少なく、レッスン費用も安く済みます。

ですが、専門学校では週5日レッスンを行うところが多く、レッスン費用も高額となります。

 

 

 

私タツミが代表講師を務めるアクトワンの演技レッスンも、養成所として運営しております。

個人的なお仕事案件の紹介も行なっており、来年にはプロダクションとして法人化予定です。

 

うちのレッスンに興味がある方は見学も承っております。

見学体験レッスンは無料です。

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