知識と技術で教える演技講師タツミです。
・単調な演技になってしまう…
・面白みのない演技しかできない…
そんな悩みを持つ方に向けて記事を書きました。
この記事では、どうして演技が魅力的にならないか、単調になってしまうのかという原因についてまとめてみました。
この記事を読めば、魅力的な演技に必要なことがわかり、人を惹きつける演技ができるようになります。
演技をするときに意識するべき2つのこと
演技をするときに意識するべきことは次の2つです。
- 熱量を出す
- 劇的にする
箇条書きするととてもシンプルですが、この2点がなかなかできていないのが現状です。
熱量を出すということについて言えば「エネルギーが足りない」演技が圧倒的に多く、「小手先のコントロール」で満足している人がほとんどです。
ですが、そこを抜け出ない限り、人に影響を与えるようなセリフを言ったり、魅力的な役作りはできません。
劇的にすることについて言えば「人を惹きつける」ために分析としても、演技プランとしても必要なものであり、それができなければ、人はあなたの演技に注目はしません。
- 熱量を出す
- 劇的にする
この2点についてより詳しく見ていきましょう。
演技に必要な熱量を出す
演技に必要なものの1つは「熱量」です。
そこにエネルギーがなければ、あなたの演技が誰かに伝わることはありません。
例えば、高校野球の夏の全国大会、いわゆる甲子園が盛り上がるのは、高校球児たちの全国優勝にかけた熱量の高さが一つの要因です。
技術的には未熟だとしても、全力で臨むプレイそのものに人は心を動かされるのです。
演技でも一緒です。
静かなシーンだとしても、内側に常にエネルギーが渦巻いているように意識して取り組んでみてください。
日常レベルの熱量でコントロールできても意味はない
日常レベルの熱量でコントロールしていても意味はありません。
熱量、つまりエネルギーレベルが高いとコントロールはどうしても難しくなります。
制御できないレベルの高いエネルギーをコントロールできるように、日々トレーニングを積むのです。
小手先でコントロールできるレベルのエネルギー量では、人の心に響くような演技にはならないのです。
でも、多くの人は「うまくやろう」としすぎて、「自分ができる範囲」でコントロールしようとするのです。
それでは、「うまく見える」かもしれませんが、演技も小さく、見ていても大きな影響を与えるようなものにはなりません。
人を惹きつけるポイントは「劇的」に
人を惹きつける演技をするには「劇的」が合言葉です。
劇的とは、「変化に富んでいる、ドラマチックな」という意味です。
平凡で平坦に演じるのではなく、できる限り、劇的に読解して、劇的に演技をするのです。
熱量があり、劇的であれば、人はあなたの演技に魅力を感じるようになるのです。
劇的に見せるには、変化をつける
劇的に見せるためには、意図的に変化をつける必要があります。
変化を見せるためには、逆振りをうまく使うのです。
これは細かなシーンとしてもですし、大きなストーリーで見てもです。
「好きです」という告白の成功でクライマックスにするなら、その前はフラれると思っている行動をしているとか、逆に振ることで、大切なところを大きな変化で見せることができるのです。
逆振りをすることで「劇的」に見せることができます。
シーンの見所も、劇的に見せたいのであれば、手前との変化をつけるような分析と演技プランが必要なのです。