※声優を目指すあなたが事務所に所属、オーディションに合格、仕事を獲得できるよう、10分で学べる情報をお届けしております。
知識と技術で教える演技講師タツミです。
僕は演技講師だけではなく、声優ナレーターとして声の仕事をしたり、舞台俳優としてステージに立ったり、エンタメの会社を経営したりしています。
今回は「演じるための熱量」というテーマでお話ししていきたいと思います。
今回のテーマとなった元ツイート
Twitterで最近いいねをもらったツイートがあったので、そちらをご紹介します。
「上手い」は技術でなんとでもなる。でも「面白い」は技術じゃないんだ。
心を動かすのは技術じゃない。あなたの熱量だ。
演技が上手くなりたくて技術を学んでも、心を動かすための熱量がなければ、あなたの演技は見ている人を釘付けにする、惹きつける魅力がないのだ。
ツイートに反応いただいた方ありがとうございました。
人を感動させる演技の秘密
さて、演技をしたいと思っている人たち、演技に限らず表現活動をしたいと思っている人は「感動させたい」と思っているのでしょうし「心を動かしたい」と思っているのだと思います。
僕も若い頃はよく「人を感動させる演技がしたい」と思っていましたし、そう思う気持ちはよくわかります。
では、感動するために何が必要なのか?と聞かれたときに、 僕は技術ではなく熱量だと答えます。
熱量はいろんなものがあると思いますが、よく言われる言葉に置き換えるとするなら、「真剣さ」「一生懸命さ」「集中力」ということから、このエネルギーは生まれるのではないでしょうか。
熱量の参考になるのは甲子園球児
僕はこの話をするときによく「甲子園球児」の話をします。高校野球では、春夏と大きな大会がありますが、NHKで全国放送されて、日本中の「高校野球ファン」を魅了しています。そして、その勝敗に一喜一憂しながら、共に笑ったり、泣いたりするのです。甲子園球児たちは、日本の多くの人の心を動かしています。
技術で言えば、プロ野球、メジャーリーグといった選手たちの方が、明らかに上のはず。ですが、高校球児たちも負けず劣らず、多くの人を惹きつけているのです。
それはつまり、技術で心を動かすというのではなく、熱量の高さで心を動かされているということです。
もちろん、全国大会ですから技術の高い選手が集まっているのでしょう。しかし、それよりも、チェンジになったら全力でベンチに戻る姿や、果敢にヘッドスライディングしたり、土まみれになりながらボールを追いかける姿に心を打たれているのではないでしょうか。
では、あなたの演技はこの高校球児たちのように、真剣に、一生懸命に、ひとつひとつ集中して、取り組めていますか?
心を動かすには真剣に一生懸命に!
どうしたら心が動くかということを考えるには、どうしたら想いが届くかということを考えることに似ています。
例えば、「好きです」と告白をされるとして、LINEで「好き」と送られてくるのと、直筆のラブレターをもらうのとでは、心の動かされ方は違うでしょう。
電話で「好き」と伝えられるのと、実際に会って、好きと伝えられるのとでは、受け取り方も違うでしょう。
熱量が高い、という言葉にするとわかりづらいですが、僕らは確かに「熱量の高さ」を普段から感じています。
松岡修造さんを見ていて熱量を感じない人はいないでしょう。同じように普段の生活から「この人情熱的だな」とか「この人めちゃくちゃ暑苦しいな」とか、感じる人もいるでしょう。
人は熱量を感じるようにできています。五感で感じているのかはわかりませんが、確かにその熱を受け取っています。
心を震わせるためには、そのための熱量がどうしても必要なのです。
技術はすぐ身につくものではありませんが、熱量はいつでも、今すぐにでも持てる、最高のツールです。
あなたの演技に熱量を入れて、さらに魅力的な演技にしてください。
今回は「演じるための熱量」というテーマでお届けしました。
最後にお知らせ
あなたが演技で抱えている問題を解決するための少人数制演技レッスンを提供しています。
体験レッスンは1ヶ月無料で通えますので、興味がある方はぜひお申し込みください。
※最大1ヶ月無料で体験!
また、Twitterでも演技について役立つ情報をツイートしていますので、是非参考にしてみてください。
あなたが声優として、好きなことで生きていくことを応援しています。あなたの旅路に幸あれ。
以上、タツミでした。バイバイ、またね