百害あって一利なし!セルフ・ハンディキャッピングに要注意!

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タツミ
おはようございます。演技に才能はいらない!
知識と技術で教える演技講師タツミです。

僕は演技講師だけではなく、声優ナレーターとして声の仕事をしたり、舞台俳優としてステージに立ったり、エンタメの会社を経営したりしています。

今回は「やる前に言い訳する癖」というテーマお話ししていきたいと思います。

止めた方がいい!セルフ・ハンディキャッピングとは?

誰もが経験したことがあると思います、テストの前に突然部屋の掃除を始めてしまうこと。掃除をしてたかと思ったら転がってる漫画を読み始めてしまって、結局丸一日勉強ができなかった、なんてこと。

僕もやらなきゃいけない仕事があるけど、ちょっとApexやろうって思って2時間くらい時間が経過していたなんてこと、あります。面白いですよね、Apex。

話を戻しまして、この現象には、心理学で名前がついてまして、セルフ・ハンディキャッピングっていいます。

遂行型のセルフ・ハンディキャッピング

今例を挙げたものは、事前に課題の難易度を自分で上げておくことによって、うまくいかなかったときの言い訳ができる、というメカニズムになっています。

自分で自分にハンデを背負わせているのです、これがセルフ・ハンディキャッピングです。

今説明したものは「遂行型」と呼ばれるもので、何かしなきゃいけないのに、別のことをしてしまうというタイプのものです。

主張型のセルフ・ハンディキャッピング

もう一つが「主張型」と呼ばれるもので、何かをやる前に事前に言い訳を「口にしてしまう」タイプのものです。

例えば、カラオケに行った時に「最近歌ってないから上手く歌えるかな…」とか、テスト前に「徹夜しちゃったからあんまり頭働かないんだよね」とか言っちゃうやつ、あれです。

自分は本来より不利な状況にあるっていうことをアピールしているわけです。

やる前の言い訳は自己保身

この「やる前の言い訳」のメカニズムって、人が無意識に使ってしまうものなんですけど。これってなんのために行うかというと「自分のプライドを守るため」、なんですよね。

その状況でうまくいったら、「さすが俺!」ってなるし、うまくいかなくても「まあ、仕方ないよね。万全の状態なら絶対うまくいったしね」という理屈が成り立つわけです。

「コミュ障だから」「緊張しいだから」「メンタル弱いから」とか、いろいろうまくいかない理由はあがると思います。「バイト忙しくて全然台本読めてない」とかいろいろな理由付けをしてしまうことってあると思うんです。

それはそれで仕方ない、って思うかもしれないですけど、そうであっても、それでも頑張って取り組んで、結果を出さなければならないのです。

それがプロを目指すということだし、言い訳をしても「認められない」のがプロの世界なんです。そこを目指すからには、目指しているうちから、きちんと取り組まなければなりません。

やる前からする言い訳、このセルフ・ハンディキャッピングは、結局はプライドを守るための、都合のいい理由を作るための「癖」なのです。夢を叶えるために必要なことは、一歩一歩成長していくための努力なのです。

小さな自分を守るためのプライドじゃなく、何がきたってやってやるという自信をつけるためにも、この言い訳癖は直した方がいいです。

この癖がある人がうまくいっている例なんて、僕は今まで見たことがありません。うまくいきたいなら、夢に一歩一歩近づきたいのであれば、言い訳せずに取り組んでいくしかないんですよね。

今回は「やる前に言い訳する癖」「セルフ・ハンディキャッピング」についてお話させていただきました。

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以上、タツミでした。バイバイ、またね