おはようございます!タツミです。
「タツミさん、セリフやナレーションの
スピードって何か基準はあるんですか?」
はい!あります!
今回はセリフのスピードに関する
放送業界の基本ルールについて
書いていきたいと思います。
セリフやナレーションが進むスピード。
シーンが進んでいくスピードは
ペラ1枚30秒
ペラとは「200字詰め原稿用紙」のことです。
通常学校で使用するような原稿用紙は
400字詰め原稿用紙なので、
それだと1分ということになります。
そもそも
・ペラ1枚30秒
・400字詰め原稿用紙1枚1分
というのが「台本を作る時の時間目安」となっています。
つまり、
30秒で200文字
1分で400文字
が、セリフやナレーションをするときの
スピードの基準となります!
厳密にいうと改行や空白もありますので、
30秒で150~180文字
1分で300~350文字
が現実的な数字になります。
1秒間に5~6文字程度ということですね。
この基準についてはNHKの
「アナウンスルームQ&A」
でも紹介されています!
僕はこれを知ったときに
目からウロコが落ちました!
ずっと滑舌が悪い、滑舌が悪いと
思っていたのですが、
普段の自分が
この基本ルールより格段に早口だったため
口が回っていなかったというのが原因でした。
この基本ルールを知ってから、
むしろ「滑舌が気にならない」くらい
スラスラと言えるようになりました。
では、どれくらいのペースなのか、
実際に体験してみましょう!
[STEP1]
紙とペン、ストップウォッチを
用意してください。
※ストップウォッチはスマホのアプリでOK!
[STEP2]
次の文章を紙に縦書きで書き写してください。
最近流行りの「パワーストーン」
ブレスレッドや携帯ストラップ等、
あなたの身近にも持ってる人が
いるのではないでしょうか?
[STEP3]
用意したストップウォッチをスタートさせます。
[STEP4]
書き出した文章を声に出して読んでください。
※ペースは意識しなくてもいいです!
[STEP5]
読み終わったらストップウォッチを
止めてください。
[STEP6]
ストップウォッチのタイムを確認してください
あなたは何秒でしたか??
このナレーションは、
58文字なので、
目安は10秒~11秒です。
それよりも短いタイムで読み終わったあなた!
もう少しゆったりと読むと相手に
より伝わりやすくなりますよ!
これより長いタイムで読み終わったあなた!
全体的にゆったりしすぎて間延びしています。
もう少しテンポよく読んでみましょう!
この読みのスピードが体得できていれば、
あなたはみんなにしっかりと感動を届けられ、
セリフのパクは余すことなくしっかりと合い、
「おお!すげぇ!」と驚き、
賞賛されるでしょう!
逆にこのスピードが体得できなければ、
あなたはセリフが相手に伝わらず、
感動もしないし意味も伝わらず、
「は?何が言いたいの?」と
冷たい視線を集めます。
それが嫌なら、
今すぐ紙を用意してください!
目の前にあるいらないプリントを
手にしてください!
手に持ったスマホでストップウォッチアプリを
起動してください!
この記事を読んで、質問や感想があれば
是非コメントしてくださいね。
相談も受け付けてますよ。
最後までお読みいただき、
ありがとうございました。