演技の経験値はプランの多さでわかる

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タツミ
おはようございます。演技に才能はいらない!
知識と技術で教える演技講師タツミです。

僕は演技講師だけではなく、声優ナレーターとして声の仕事をしたり、舞台俳優としてステージに立ったり、エンタメの会社を経営したりしています。

今回は「演技の経験値」についてお話ししていきたいと思います。

演技の経験値が現れるのは演技プランの多彩さ

最初に結論から話しておくと、経験値が現れるのは、演技プランの多彩さです。一つのシーンを演じるのにいくつもパターンが出せる人は経験値が高いなと思います。

そして、それは演技の上手さにも直結する部分です。今回はその辺りを少し紐解いていけたらなと思っています。

演技を学び始めた時、多くの人が1つしか演技プランを練りません。
このシーンはこうやって演じよう!と決めて、それに一直線に取り組んでいます。

僕も演技を学び始めた十代のころはひどいもので、ワンパターンどころか、何をやっても棒読みだし、表情は硬いし、怖い、怒ってる?ってずっと言われていました。

そんな僕でもちゃんと経験を積めば変わるわけですから、みんなに頑張ってほしいし、成長してほしいなって思ってます。

パターンが少ないとシーンが壊れる

もしあなたが、1パターンしかプランを練らなかったら、相手の出方次第で大事故になります。全然別のシーンになってしまうのです。

例えば、「あんたなんか嫌いよ!ばーか!」っていう女の子のセリフと、「ちょ、なんだよ」ってセリフがあった時、考えるのはよくある「ツンデレのシーン」ですよね。

プランを1パターンしかないという仮定で、イメージしてみてください。

ある人はこれをみた時に、「ちょ、なんだよ」を「嫌いよバーカ」なんて言われてら俺ならガチギレるって考えて、激おこなプランしか用意しなかったとしたら、せっかくのシーンが台無しになるわけです。

ここまであからさまにわかりやすいシーンならそういうことはないかもしれないですけど、似たようなことがたくさんあります。

経験値が活かされるのは、こういう場面で、もしかしたらこういうパターンもあるかもしれない、ああいうパターンも考えられるなというふうに、さまざまなパターンを想定して準備ができるということです。

どれだけ多くのパターンを用意できるかというのが、経験値として現れるポイントでしょう。

最低5パターン用意する

僕も以前お世話になった演出家の方に、最低5パターンは用意して、最後に思いついたものからやれって言われてました。

最初に思いつく1〜3つくらいのものは誰でも思いつくから代わり映えがしない、だからそこからさらにひねって出てきたアイディアを使えってことなんですけど、これもやはり経験値がなければできないことだなーと思うわけです。

そのためには相手役のことも考えなければいけないし、視野を広くもたなければなりません。

視野が広くなって選択肢が広がる。

それが演技の経験値が見え隠れする一つのポイントです。

今まで選択肢を意識したことがなかった方は是非ご自身の演技プランを練る際に考えてみてください。

今回は「演技の経験値は選択肢の多さだよ」というお話をさせていただきました。

 

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以上、タツミでした。バイバイ、またね