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この記事は、声優を目指すあなたが「事務所に所属」「オーディションに合格」「仕事を獲得」できるよう、10分で学べる情報をお届けしております。
知識と技術で教える演技講師タツミです。
僕は演技講師だけではなく、声優ナレーターとして声の仕事をしたり、舞台俳優としてステージに立ったり、音響スタジオの経営をしたり、キャスティング事業を通じて、教え子などに仕事の斡旋したり、声優向けの書籍の出版もしています。
今回は「いい声ってどんな声?」というテーマでお話ししたいと思います。
声優志望の一番の声の悩み
声優を目指す人が抱える一番の悩みは「私っていい声じゃないし…」ということではないでしょうか?
他にも「自分は普通の声なんですけど…」っていうのも聞きます。 僕もそういった悩み相談をいただくことはたくさんありました。
人それぞれいい声について意見はあると思いますが、僕が思ういい声というのは「きちんと伝わる声」です。
- あなたが考えていることが相手に伝わるか?
- あなたの気持ちや感情が相手に伝わるか?
- あなたの話している内容が相手に伝わるか?
これがいい声において大切なことではないでしょうか?
いい声は誰でも手に入れられる
伝わる声というのは、努力で手に入れられるものですから、もともとの声質はあれど、誰もが「いい声」を手に入れることはできるのです。
言い換えれば、いい声というのは「鍛え抜かれた声」とも言えるかもしれません。
いい声ポイント:滑舌
いい声かどうかを悩む前に「滑舌はしっかりとしているか」を考えた方がいいです。 何を言っているかわからないと、内容は頭に入ってこないですし、それは「伝わる声」ではなくなってしまいます。
伝わる声のためにハキハキとしっかりと喋ることができるというのは、大切なことなのです。
いい声ポイント:発声
他にも、発声の問題があります。
わかりやすくいえば、「腹式呼吸」はしっかりとできていますか?ということです。
フースラーメソッドやSLSなどもありますから、腹式呼吸に限らず、自分にあった発声でしっかりと声が扱えるかということです。
相手に「聞こえる声」が出せるかということが一つのポイントになりますね。
いい声ポイント:音色
他にも「音色」の問題があります。
音程や音量ということは考えることはありますが、オンショク、つまり、声色まではあまり意識しないのではないでしょうか? 音色が出てくると「気持ちや感情」が伝わるようになります。
人は感情によって音色を無意識に使っていますが、意図的に、意識的に使おうと思っても、なかなか使えないという人が多いです。
声優としてセリフを言う時に、音色を使えないとセリフに感情が乗らないため、セリフは綺麗に言えているけど伝わってこない、ということが起こります。
それは大きな声を出すとか、滑舌良くはっきり喋ることとは別の問題なので、音色は音色で鍛えなければなりません。
声優にとってこの音色、声色がとても大切ですし、これが使いこなせるかどうかが、大事なポイントです。
使いこなせるようになる、コントロールできるようになるために、さらに発声のトレーニングが必要になります。 ですが、まずはいい声を身につけるために、普段から「伝わる声」を意識して、コミュニケーションを取ることから始めてみてください。
それが、いい声になるために今すぐ始められるトレーニングです。
是非試してみてください。
あなたが声優として俳優として、好きなことで生きていくことを応援しています。
あなたの旅路に幸あれ。またね。