普通にやるということの難しさ

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タツミ
おはようございます。演技に才能はいらない!
知識と技術で教える演技講師タツミです。

僕は演技講師だけではなく、声優ナレーターとして声の仕事をしたり、舞台俳優としてステージに立ったり、エンタメの会社を経営したりしています。

今回は「お芝居における普通」 というテーマでお話ししていきたいと思います。

「普通に喋って」とか「普通に演じて」とダメ出しをされて悩んだことがある人は、参考にしてみてください。

最初はみんな芝居がかった喋りをする

演技の勉強を始めると、いわゆる「芝居がかった喋り」というものをするようになります。

実際にレッスンをしていても感じますが、「セリフってこういう雰囲気だよね」っていうフィルターがみんなあって、それを通して「セリフを喋っている」のです。

芝居スイッチと言ってもいいでしょう。何か演技をするときに「カチッ」っとスイッチを入れて、そうやっていつもとちょっと違う「芝居がかったしゃべり方をする」のです。

それでもうまくいく演技はあるでしょう。

でも、それでうまくいかない演技もあるのです。

「普通に喋って」の難しさ

最近レッスンで一人芝居やモノローグを扱っていますが、「普通にしゃべる」ということができずに苦戦しています。

演技をしていてぶつかる一つの壁は「普通にやって」と言われて混乱してしまうということだと思います。

その普通が「日常的」な場合もあれば、「コミカル」な場合もあれれば、「デフォルメ」されている場合もあります。でも、演技においては全て「普通」になりうるんです。

それはなぜかというと「演じるための台本の世界観」が全てだからです。

その世界観に合わせて「普通」にできなければいけません。

どんな作品も「アニメ声」でしか喋らないとしたら違和感がありますよね?逆にアンパンマンのような作品で、普段のように喋っても違和感があります。

その世界観で普通と言えるように「セリフを喋る」というのが大切なことです。

もちろん、日常的に喋ることを求められたら、日常的に「普通に喋る」ということもできるし、キャラクターっぽさを演出するためにデフォルメで「普通に喋る」を求められたら、それができなければなりません。

アニメ声は本当に有利?

僕が若い頃は「アニメ声だから声優を目指す」という人も多かった時代ですし、今でも「アニメ声だから声優」という選択肢を取る人もいるのかもしれません。ですが、アニメ声にも致命的な欠点があります。

それは「外画の作品では使いづらい」ということです。アニメ声と評されているということは、普段声を聞いていても「アニメっぽい声」だし「アニメっぽいしゃべり」をしているわけです。

外画のように生身の人間に声をあてるということになると、その人の声だけ「浮いて聞こえる」ということになります。それでは外画では「普通に喋る」ということはできません。

このように普通という言葉でもいろいろな状況で、求められることが変わります。

もし、あなたが「普通に喋る」「普通に演じる」とダメ出しをされて悩んでいるのだとしたら、今回のお話しを参考にしてみてはいかがでしょうか・

今回は「お芝居における普通」というテーマでお届けしました。

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以上、タツミでした。バイバイ、またね