解釈ではなく、事実に注目する

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タツミ
おはようございます。演技に才能はいらない!
知識と技術で教える演技講師タツミです。

僕は演技講師だけではなく、声優ナレーターとして声の仕事をしたり、舞台俳優としてステージに立ったり、エンタメの会社を経営したりしています。

今回は「事実と解釈を混同するとうまくいかない」 というテーマでお話ししていきたいと思います。

台本を分析するときに非常に重要なことです。そして、これが理解できなければ、役作りがうまくいかなくなるポイントでもあります。

台本分析が苦手、役作りが苦手という人は今回の話を参考にしてみてください。

人は事実を把握するより解釈を優先する

さて、人は自分が見たものを「ありのまま受け取る」というよりは自分の意見を含めて解釈することの方が多いです。

そして、その解釈を事実以上に大事に扱ってしまうということもたくさんあるでしょう。事実以上に解釈を大事にしてしまうのは、そこにその人自身の価値観や考え、感情が付与されているからです。

ですが大事なことは、解釈の前には、かならず事実があります。

事実と解釈の違いとは?

事実と解釈の違いを例にすると、コップの水の例え話がわかりやすいです。

コップに半分水が注がれています。

ある人はそれを見て「まだ半分も水がある」と言い、別の人はそれを見て「もう半分しか水がない」と言います。

コップに半分水が注がれているのが事実、2人の言葉は解釈です。

人は同じものを見ても、全く別の解釈をするのです。

事実は1つ、解釈は無限大

事実というのは変わらないのです。それは誰が見ても同じものなのです。ズレが生じるのは解釈です。

財布から知らないうちにお金が減っているというとき、「盗まれた」と思うのか、「落とした」と思うのか、「使いすぎた」と思うのか、その後の態度や対応は全然違います。

事実と解釈、これは演じる上でしっかりと理解しておかなければなりません。ある事実に、その登場人物がどのような反応を示すのかというのは、その登場人物がどう解釈しているかということだからです。

解釈に目を向けすぎて事実を見落とす

もし台本読解をしていて意見が合わないときや、ズレてしまっているとき、これは解釈に意識を向けすぎていて、事実を見落としている可能性が高いです。そういうときには一旦解釈を深めたり、意見し合うのではなく、最初の事実に立ち返った方がうまくいきます。

例えば、台本読解だけじゃなくて、日常の悩みや問題も、事実に目を向けることで解決することが多いです。

どうしても悩むときって、個人的な感情とかに支配されてしまって、決断できないときとか、見えなくなってしまうことってあると思うんです。

そういうときは、一度落ち着いて、事実だけを見ていくことで整理されます。感情や予想や推測は抜きにして、見たものをそのまま見直すこと。それが事実に立ち返るためには大切なことです。

普段の問題解決にも使えますし、台本読解にも使えるので、今回の「事実と解釈」について、一度普段から意識してみてはいかがでしょうか。

今回は「事実と解釈を混同するとうまくいかない」というテーマでお届けしました。

 

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以上、タツミでした。バイバイ、またね